漫画置き場を眺めてたら目に付いた『ナイトメア☆チルドレン』という漫画。
連載当時ガンガンWINGを定期購読していた時にその面白さから単行本も買った漫画で、ガンガンで一番好きな漫画だ。
久しぶりに読んでみるとやっぱり面白い。
話の設定、書き方、組み立てとどれを取っても十分なほどで当時高校生の作者が書いたにしては素晴らしい内容だ。
簡単に紹介すると、人に夢（まさしく夢）を与えるナイトメアとナイトメアを退治する青年のお話。
こう聞くと主人公はその青年だと思うだろうが、主人公はその青年を『何でも屋』だと思って眠り続ける姉を治してほしいと依頼をしに行った少女である。
青年とナイトメアとの因縁を描くことで話は展開し結末を迎えるが、その結末は果たしてハッピーエンドだったのだろうか。
時に描写を的確に、またぼかして書くことで読者に想像させる手法もこの物語を面白くしている理由だろう。
万人に面白い漫画ではないだろうが、是非一度は読んでもらいたい漫画の一冊だ。